本所七不思議
墨田区には江戸時代ころから伝承される奇談・怪談があります。本所七不思議は江戸時代の典型的な都市伝説の一つであり、古くから落語など噺のネタとして庶民の好奇心をくすぐり親しまれてきました。
- ■置いてけ堀
- 一説に錦糸町駅付近にあったといわれ、夕方釣り上げた魚を持って立ち去ろうとすると、堀の中から「置いてけ、置いてけ」と怪しげな声が聞こえたそうです。
- ■ばかばやし
- 夜半に耳をすますと、遠く、あるいは近くお囃子(はやし)が聞こえてきますが、どこで奏でているのか確かめられなかったそうです。
- ■送りちょうちん
- 夜道で前方にチラチラとちょうちんの明かりがみえ、近寄るとパッと消えてはまた前方に現れる。
無気味なちょうちんです。
- ■落葉なき椎
- 田川べりの松浦家の椎の木はよく繁っているのに、どんな時にも落葉したことがないといいます。
- ■津軽の太鼓
- 大名屋敷の火の見やぐらでは、板木を打つならいでしたが、南割下水近くの津軽家に限って太鼓を打つことが許されていました。
- ■片葉のあし
- 両国橋近くにあった入堀に生えるあしは、不思議なことにどれも片側しか葉がでなかったそうです。
- ■消えずのあんどん
- 南割下水のあたりに毎夜出る二八(にはち)そば屋のあんどんは、一晩中ともり、消えたのを見た者がない、ということです。